君ト手ヲ取リ生キル道





「桃先輩…」

血まみれの桃城にリョーマはポツリと声をもらした。




"バトルロワイアル"


ついさっきまで、仲良く笑いあっていた者たちを殺し合わせるばかげた遊戯。

それにリョーマと桃城…テニス部のレギュラー達は参加させられていた。

そして今、リョーマと桃城は対自していた。

海堂と乾は心中し、大石は手塚に殺され、手塚は桃城が殺し、河村は不二が殺し、不二と菊丸は

リョーマが殺した。

全員が本当に、あっけない幕切れだった。

「…何でだろうな、越前」

とても悲しそうな目で桃城は言った

「何で、俺は…俺達は…殺しあわなくちゃならなかったんだ?」

「知らないっすよ…そんな事…」

そう言ったリョーマの声は疲れ切ったものだった。

「お前はどうすんだ?」

「なにがっすか?」

「俺を殺すのか?」
リョーマは黙って桃城を見つめた

そのまま暫く、無言の時が流れた。

「桃先輩…」

血まみれの桃城にリョーマはポツリと声をもらした。

「俺は…桃先輩に会いたかった…」

リョーマの目からいつしか涙が零れていた。

それは悲しみの為の涙では無かったのかもしれない。

桃城と再開できた事を喜んでいたのかもしれない。

「俺もお前に会いたかった」

桃城はリョーマへと一歩足を進めた。

リョーマも桃城へと歩き始めた。

後少しまで2人のカラダは触れ合うところにまで近づいた。

「桃先輩。俺先輩のことが好きでした」

「俺もだお前の事が初めて会ったときから好きだった。それなのにこんな事になっちまった…」

桃城は自分の大きな手のひらでリョーマの頬に触れた。

「そうっすね…。それでこれからどうするんすか?」

「生き延びれんなら、俺はお前といきてぇ」

「俺もっすよ」

「ならよ、どうせどっちかしか生き残れねぇならやってみるか」

「逃げ切れるんっすか」

そう言って桃城を見上げたリョーマの目はいつもの生意気なルーキーのものだった





翌日の新聞の一面はこんな内容だった。



BRに参加の生徒二名が逃亡!

指名手配される!




「先輩…これからもっずっと一緒に居ましょうね」

「そんなの当たり前に決まってんだろ」










思うに一人殺したぐらいじゃ血まみれにならないんじゃないんだろうか…

しかしぶっちゃけほぼ手直しなし。

だから、自分でも微妙に話の流れに違和感があります。

それと同時に手直ししたら更に話が崩れると思う。

ゴメンナサイ。


ありがとございました。
リンク記念(だっけ?)だそうです。
このままバトテニ2いけそうだ・・・。




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